《垣間見る上》
お気づきの方も居られるだろうが、宮司が上と呼ぶ存在をメインに常連、そしてたまさかのゲストも含めて、上方では様々な存在が行き交っている。
例えて言うなら上がいる店に様々な存在が客で来て、そこにあるモニターでこっちを見て好き勝手言っている。
必要な時に必要なことを伝えて来るし、存在によってはたまに出てこようとする。といった具合。
上とその他とで、伝えてくるメッセージに付随する気配がまるで違うことから、それがよく分かる。
上方からこちらの様子を確認している面々の中には、余程この次元に馴染みが無い存在も居るらしい。
そのことが分かったきっかけがある。
スーパーとホームセンターがくっついている店に、大工道具や園芸用品を探しに行った時のこと。
ふいに首がある角度を向かされると、その先に
安心価格
と、書かれたノボリが翻っていた。
ノボリが一体、どーしたっての
と、見ている宮司の頭上後方から男の声が聞こえた。
「何だこれは」
全くの未知である様子を、その声に感じ取り
「げぇっ!!このトレンド知らない奴が居る!!!」
出典:wereblog.com
と内心で叫びながら目をむいて、気がついた。
そう、トレンド(傾向)なのだ。
真理ではない。
安いと安心
=トレンド(傾向)の一つ
この場合の「安い」の裏設定は同音の「易い」である。
低い数値だと実現し易い。
ということはつまり、
「高い」=「難い(がたい)」
世人が互いにかけ合っている、地味に鬱陶しい魔術に気がついた瞬間だった。
以来、どの数字が値札や広告に貼り付いていても、注力しなくなった。
たまに世間の“ごっこ遊び”に遭遇して「ああ、まだこの傾向すたれていないのか」と確認出来る時、ほんのりくすぐったかったりする。
何だろう。
青春だなぁ、みたいな。
人は食うに事欠かなくなると、お次は格に縛られる。
良い会社、良いポスト、良い家、良い土地、良い国。
安心価格を例とする価値観の喧噪、その一切を抜けて下さる方にしか、人類進化における『次の段階の話』は出来ないことになっている。
これはもう宮司の意志を越えて、そのようになっている。
上も誠に本気なのだ。
母神祭の宴で、秋のある時期以降の結構な変化についてお話が出た時、妙にそこが引っかかった。
度々その件が上から放ってこられるので、やはり時期に至るまでに、割と全力で底上げする必要があるらしい。
ということで、次週より月曜記事では
シリーズ「ここから分かること」
と題して、目が覚めると一体どういう変化が起きるのかという一例として、御神体の五感に記事ごとのテーマを絞ってお知らせすることにした。
味覚については未知の味で既に書いているので、視聴嗅触の4つを書く。
慣れれば成れる。
目が覚めた“その後”について感覚的に慣れておくことに、意味がある。
必ずこうなるのだと思うとそれも制限になるので、「こういうこともある」位に留めてお読み頂ければと思う。
全力でとは言え、気を重くして身構える必要はない。
中心に居る限り、あなたとされる端末が受けきれないような揺らぎは来ない。
迷ったら全てのオーダーを
全母(虚空)の
思いのままに
として、腹を括る。
そうすれば余計ごとは起きない。
いつでもベストがプレゼント。
それともう一つ。
なぜここが神宮なのか。
ご参拝頂く時。
見ていないと
思いました?
スカパー!の話あたりでも申し上げたが、当宮に関しても同じこと。
あなたが参拝中に笑われた時、涙された時。
言葉無く、黙られた時。
その全てを、あなたを・あなたに必要な存在が見ている。
あなたが本気である時、彼らは絶対に助力を惜しまない。
神宮であるとは、そういうことなのだ。
垣間見る、上も見ている。
(2016/8/25)