《細の力》
毎年の様に聞く「花粉が大変だ」「黄砂が大変だ」等のニュース。
細かいからこそ持つ力の、一つの表れとしてみると、実に興味深い。
握りこぶし大の花粉や黄砂が天からじゃんじゃん落ちて来たら、それはそれで大騒ぎになるかも知れない。
だが、鼻に入ったり目に入ったりと言うのはなくなる。
細かいからこそ行き届く。
そんな力もある。
嫌なものは行き届かんでいいと仰るご意見は置いておいて、
「細かいことは気にするな」
であるとか、細は割と軽んじられがち、と言うのは以前にも申し上げた通り。
細君と言うのも、自分の妻を謙遜して表す言葉だと言う。
この場合の細について、「小さい」とか「つまらない」の意となると言う解説があった。
家族を低く扱うことで自分自身を低く扱う、遠回しな謙遜の仕方は昔の日本あるあるで、愚妻や豚児等の言い方に似ている。
只、細君は「君の細君」などとして、同輩以下の人の妻に対しても使う言葉であったそうだ。
軽い感じで細を使う。
ちっちゃく細かいものは花粉の様に、吹けば飛ぶよな軽さを持っていることが多いからだろう。
この「ちっちゃい」が、「可愛らしい」の意味になることもある。
君の細君と言う表現も、貶めるのではなく気軽な親しさが込められているのかも知れない。
細身とか、スリムなものを美と結び付けたりする動きにも、関係がある気がする。
軽く見ていながら細さを美しさとして持ち上げたりするから、細に対する扱いは結構複雑なのだ。
細雪は風情があるものとして、小説の題名になったりするが、ドカ雪だったら全く違った雰囲気になりそうだ。
桜の花びらも一枚ずつが薔薇と同じくらいの大きさだったら、花吹雪と言うより、花雨あられ。
小さいからこそ、
細かいからこそ、
微かであるからこそ、
発揮される力。
日々の暮らしの中に、それは溢れている。
細かな力を観てみよう。
(2025/3/31)
3月のふろく《細力活用レポート》
細かな力を観察することについては、以前にもお勧めしています。
今回は日常の中で細かいからこそ活躍出来ているものを発見観察し、更にそれを活用する体験を記録するものを拵えました。
右上の丸には日常生活で発見した、細の力を持つものを一つ。
横のちっちゃな四角には、それをどこで発見したかを。
真ん中の大きな三角には、それが世の中でどう活用されているか、浮かんで来たものをを幾らでも。
ちっちゃな三角には浮かんで来た沢山の活かし方の中で何か一つか、又は全く新しく、実際に御自身が活用してみる内容を。
下の二つ連なった丸達には活用してみて気づいたことを。
大きなピンクの四角には、活用を体験し、愛で昇華した時に起きた変化や感じたことを。
それぞれお書き頂ける様になっています。
活用してみると、役割から、そのものの本質が観えて来ます。
気が向かれた方は細の力と、活用と言う体験を通した物理次元・御神体・虚空との対話をお楽しみ頂き、春を行く足取りに弾みをつけてみられて下さい。