《洪水注意?》

 

洪水とは、大雨などによって水量が著しく多くなること。

 

一般的には、河川から水が溢れて氾濫することを指す。

 

天候による水の氾濫に限らず、情報の洪水などと表現する様に、あらゆる流れるものは洪水化することがある。

 

水が溢れると言うそのまんまな意味の洪水は、とりあえず2024では時により一部地域で発生するものであり、毎日毎月と言った頻度では起こっていない

 

 

情報の洪水も、あるテレビ局の番組内でとか、あるSNSにおいてとか、ある動画配信サービスの中でとか、常に局地的である所は同じ

 

ではあっても、降っても照っても昼でも夜でも、日々毎時間起こり得る情報の洪水は、リアルな洪水超える大きさで意識に影響する。

 

気が向けば24時間見に行ける急流が、縦横無尽に走っているみたいな状況だからである。

 

「台風だってのに、何で川なんか見に行っちゃったんだ」

 

「田畑の様子が気にかかるのはわかるが、豪雨の時にすることではない」

 

 

緊急災害速報をチェックしながらこんな風に言える人々も、一方で情報の洪水に対しては

 

「毎回観てる番組だから時間になると何となく」

 

「たまには役立つ情報もあるから、広告は邪魔だし気が滅入る内容もあるけど、習慣でチェックする」

 

「自分が見ていないうちに、何か大きな変化があって乗り遅れたりしないように、とりあえず追いかけておく」

 

 

 

などと、なったりする。

 

畑や田んぼが気になって見に行く心理と、どこも変わらない。

 

「現実の水じゃないから、溺れたりしませんよ」

 

そう思った所で、消化し切れない量の情報を得たことで、心身が疲労し気づけば時間だけが過ぎているなら、それはもう、ゆっくり溺れているのと変わらない。

 

 

梅雨があけると人々は盛んに熱中症気をつけて水分補給せよと言う。

 

一方で、水の飲み過ぎ体に悪いと言う。

 

夏場に水中毒による死亡事故と、熱中症による死亡事故のニュースを合わせて眺めて、不思議だなと首を捻ったことがある。

 

御神体表現することはない世の中でも「体の声を聴く」と言う台詞は、本や雑誌、メディア、各広告などでも目にしたことがある

 

あれは、忘れちゃうもの?

 

必要なのは、まずそこではないだろうか。

 

分割意識御神体感覚調和すればする程、動きは滑らかなものとなる。

 

渇いたから何か飲もう。

 

十分飲んで満足した。

 

川を見に行くのは明日晴れてからにしよう

 

こうしたことが、迷わなくても、悩まなくても、考え込まなくても、自然と分かる様になるのだ。

 

注意なら、意から注ぐのみ。

(2024/6/20)