《新と初》
明けましておめでとうございます。
本年も全力で愛を発揮し、祝い、楽しみ、味わって参ります。
よろしくお願い申し上げます。
こうした言葉の溢れる年明けには、初めてや新しいを分かり易く楽しむ機会が沢山ある。
申し上げるまでもなく、一個人にとって体験は本来、常に新しく常に初。
だがいつものメンバーとか、毎日通る道とか、何かしら慣れを感じる要素が挟まれば、新鮮さや初々しさを感じる力は、意識せずにいると薄れて来る。
だから多くの人は
「全然知らない!どうなるか分からない!」
や、知っていても
「滅多にない!」
と感じられる非日常を、慣れ親しんだ日常の中に時折挟むことを好む。
新年最初の記事にどうしてこんなことを書かせて頂いたかと言えば、2025は
日常の中に、どれだけ新しさや初々しさを発見出来るか
これが重要なテーマの一つとなるから。
この発見力とでも呼べる力を育てることで、何が変わって来るか。
新は木を斧で新しく切る様子を表した字で、
初は布に刃物を初めて当てる様子を表した字だと言う。
どちらも、全体から一部を切り出す動きである。
初めてや新しいもの、つまり切り出したものを感じる時、同時に切り出されたそれ以外についても感じている。
切り出したものと、それ以外。両方合わせて全体。
切り出されたものを新鮮に味わうことで、同時に全体に意識が向かい易く変化する。
初めての体験を楽しみながら「新しさとは何か」を理解して行くこと。
それは日々起こる新しき状態への移行をスムーズにし、脱皮への後押しとなる。