《愛の時代》

 

ひょんなことから出かけた本年の、クリスマスのミサ

 

これまで触れる機会のなかった言語で捧げられる祈りの言葉や歌を聴き、大変興味深く面白い体験になった。

 

熱心さや一体感はかつて体験したどのミサよりも強く伝わって来たが、それは“神への愛”だけではなく、同胞の少ない土地で暮らす中で、より強固な結束心の拠り所を必要とする人間心理に基づくものも大きい様に感じた。

 

人や社会が育てた神のイメージ像はこれからどの様に変化するのだろうか。

 

そして、聞いたことのない言語で歌われる讃美歌は、たまにハレルヤが混ざるその土地の歌謡曲みたいに聴こえるのは何でなのだろうか。

 

新曲とかじゃなく伝統的なものを歌っている様に見えたが、英語で聴くより大分ゴキゲンな感じがする。

 

日本で歌われる讃美歌も、もしかしたらちょっぴり演歌や君が代みたいに響いていたら面白いことだ。

 

楽しく観察させて頂いていた所、ふいに首がきゅっと横を向き、その先に入口の表示が見えた。

 

近づいてみると地下に降りられる様になっている螺旋階段がある。

 

 

ひょいひょいと降りて到着した先はクリプタと呼ばれる地下聖堂だった。

 

納骨の為に細かく区分けされた白い小さな扉が並び、その姿は貸金庫に似ている。

 

違いがあるとすれば、数字でなく表札付きな所だろうか。

 

親戚の誰かが貼ったのか中には、折り紙で作った花がくっつけてある扉も見える。

 

その素朴な祈りに、人による表現は時を経てもそう変わってはいないのかも知れないと頷きながら歩き、聖堂内の祭壇に辿り着いた。

 

地上で行われているミサの賑やかな音は全く聞こえず、地下ではごく僅かな人々が静かに祈りを捧げていた

 

 

どちらかが良くてどちらかが悪いと言うことは勿論ない訳で、神と同胞と私、みたいな一体感イベントを求めるのも、神と自分だけと言う静かな交信を求めるのも各人の自由

 

目が覚めて自分と言う表示が、ちょっとくっついている付箋程度になると、付箋の表記に関する祈りも願いも特にないので、どちらの求めも必要なくなるが。

 

左側に幼子イエスを抱くマリア、右側に成長したイエス・キリストの像。中央にちっちゃな磔刑状態のイエスが飾られた祭壇があった。

 

それを眺めていて、静かに気づきが訪れた。

 

棒や折れ線でグラフを作る時、数値は左から右に向かって変化する。

 

マリアが生みたてのイエスと言う、0が放ちたての1が、右側の大きなイエスに変化する。

 

その過程を示す中央に祭壇がある。

 

つまりは生まれて育つまでに起きるどんな動きいのちにとってはなのだ。

 

磔刑であろうとそれは変わらない

 

来た気づきを静かに受け取り、祭壇に向かってこの日ここに来られたことを感謝して一礼し、地上に戻った

 

クリプタの語には元々、“隠されたと言う意味があるそうだ。

 

 

貴人の骨を宝に例えたこと切っ掛けではあるが、貴とか骨とか関係なく「必要な真理は奥深くに眠っている」と、意識何となくにしろ気づいていることが分かる

 

只、隠されると言ったって別に全母たる虚空が意地悪をして隠した訳ではない。

 

一旦忘れてみるゲームをした子達が夢中になって盛り上がり、地上でどんどん忘却を重ねに重ねていった結果、埋め立てられていると言うのが実際である。

 

そしてその増築を重ねた不覚社会と言う巨大な上物が、全体一つの流れによる後押し無くなったことで脆くなり、ポキリポキリと折れて崩れて来ている。

 

 

人間はを連想させるものを恐れる

 

知っていた人が納まってる訳でもない納骨堂など、近寄る気がしないと言う人が殆どであっても不思議ない

 

只、本道を行く時、必要なものを受け取る流れとして、そうした縁もゆかりもなく人間が避けがちな場所へ招かれることもある。

 

その時には躊躇わず、真っ過ぐに行かれること。

 

行く道祝って2023とこの1年で成されたことにつき中立観察し感謝捧げる感謝状をこしらえた。

 

 

12月のふろく その1《 感謝状2023 》

 

 

毎年スルスルと色や形が降りて来てあっという間に仕上がった後、どんな年だったかが分かるのが面白い所である。

 

全母の天意が一面に降る様なピンクで埋め尽くされた中に、大きな赤い花が咲いている。

 

赤子と言う表現もあるし、これは毎瞬生まれたて新鮮な体験活き活き楽しむ人型生命体の象徴でもある。

 

2023はそれぞれの方にとって、鮮やかにいのち輝く年だったのだと、大変嬉しく感謝した

 

そして本年もこちらをご用意。 

 

12月のふろく その2 《 貢献宣言ダーツ2024 》

 

 

今回のダーツを囲むのは梅の花である。

 

梅については以前にお伝えた通り、元は「むめ」

 

える、からが生じる動きが、音に表れている、虚空天意と人類の進化変容象徴する花である。

 

四方にあるのは天に舞う鳥大地に立つ鳥居海に棲むタツノオトシゴ、そして

 

陸海空に、鳴ると言う“啓示”の足された、面白い配置となった。

 

鈴は動かねば、鳴らない。

 

 

2024は機を逃さず必要な場面で動くことが求められる年になるのだろう。

 

全体貢献の一つとして楽しんでみたい方は、是非チャレンジなさってみて頂きたい。

 

例年ご紹介申し上げている様に、分割した円の各部分に1から47までの数字が振られている。

 

プリントしたものをご自宅のダーツの的に貼って射てみても良いし、ダーツをお持ちでない方は紙をそのまま壁に貼り、キャップを取ったペンを矢の代わりにして、色が着いた所を「射た」とされても結構。

 

壁や床が汚れては困ると言う方は、大きめの紙を周囲に敷いたり貼ったりなされば、気にせず存分に投げられる

 

残念ながら適当な壁もないと仰る方は、プリントして平らな所に置いた紙を、目をつぶってくるくる回転させ、向きを分からなくした辺りで、「ソイヤ!」と一点を突いてみて、結果をご覧になること。

 

いずれの場合も、「全身全霊ので射る」とが欠かせない。

 

1から47の内、どこかしらにご自身の愛が達したのを確認なさったら、下の表でその数字がどの地域に当たるかをご確認頂く。

 

 

 

それがあなたの2024担当地域である。

 

「個を超えた全体一つの愛の発信源として」該当地域に何らかの形で貢献をなさることをお願い申し上げる。

 

47分の1の確率で「地元」が当たったと言う方は、地元貢献を何か一つしてから再度ダーツにチャレンジ

 

貢献の仕方は自由。やり方は幾らでもある。

 

担当地域を中立に観察し、地元の人も気がついていないその土地の魅力や可能性発見することは貢献へのヒントとなる。

 

これまでもお伝えして来た通り、全体への貢献には善かれの施し犠牲の精神も必要ない。

 

発見であり、気づきであり、理解であり、歓びであり、感謝となる。

 

それら全てが自他の垣根を超えた全体一つの進化成長を生み成す。

 

宮司も皆様と同じく、このダーツにチャレンジする。

 

今年の担当地域は丁度二つの県の境界であったことで、とても面白い発見に至り、更に「境界そのもの」進化変容にとって重要なヒントであることも分かった

 

全母たる虚空へ人類意識が帰還する道にとって必要な情報も受け取り、感謝祝福を捧げることが出来た

 

 

誠にありがたいことである。

 

2024も、全力を尽くして祝って行く

 

2023の皆様それぞれの全力発揮にも祝福感謝を捧げる

 

上物の何が崩れて去ろうとも、まっさらな永遠無限の愛は変わらず輝き続ける

 

変容の時代とは、愛の時代でもある。

 

虚空からの天意は片時も止むことなく常に送られているが、人々がその天意に、そして自ら発揮する天意からの愛気づいて行く、そうした変化が目に見えて感じられるのはこれからとなる。

 

日に新たに生まれ変わり日に日に愛の深まり行く時代拍手を送り、本年の記事の締めくくりとさせて頂くことにする。

 

(2023/12/28)

本年も、ご参拝誠にありがとうございました。

 

心底より感謝申し上げます。

 

加速する変化の時に誠を以て本道を歩み、進化成長をなされた方々におかれましては、重ねて御礼申し上げます。

 

その素晴らしきご成長を支え育んだ2023に天意からの愛と感謝を捧げ、新たな年を祝いお迎え下さい。

 

新年は4日(木)午後の更新となります。