《巳と集中》

 

前回の終わりに、

 

手出しせず、

 

地に足つけて、

 

柔軟に

 

と、書かせて頂いた

 

一歩が小さいと、方向を変える力も小さく出来る。

 

すると動きの方も、自然柔軟になって来る。

 

地に足つけての「地」を土地に限定しない時。

 

樹上や水辺も「地」となる。

 

 

木に登ったり、水に潜ったり。

 

蛇は様々なを自在に移動する。

 

環境や状況に応じて柔軟に歩む時、本道を行く体験は益々豊かになる

 

やわらかさが出る分、新鮮に感じる体験も増えるからである。

 

 

虚空から観て豊かであるかどうかは、

 

体験の内容に新しさがあることと、

 

集中していることと、

 

天意からの愛があることにかかって来る。

 

地に足のついた、小さな一歩の連続。

 

 

これを「退屈」と結び付けてしまう人も世の中には居る。

 

現実的な普通のことより、夢の様な出来事の方に不覚の人興奮しがち

 

劇的である方が、刺激も強く感じられるからだろう。

 

だが、小さな一歩を連続して行うことに、本気で集中する時、退屈は縁遠い。

 

意識御神体も、常にここに集中して在り続ける時、訪れる体験十分に味わうこと出来る

 

その味わいの深さに、退屈することは難しい。

 

集中で輝く、面白の力。

(2025/1/16)