《たつとみで》
この所、急な移動と、それに伴う変化が立て続けに、あっちでもこっちでも起こっている。
それに一つ一つ対応しながら、ふと浮かんだことがある。
「そう言えば辰年も、
程なく一年が、
まるっと完成する」
龍の躍動が起こす変化の出し納めとばかりに、賑やかに盛り上がっているのだろうか。
お目にかかる機会のある方々にはお話ししたこともあるが、龍と蛇は二つで一つ。
この両者、辰と巳として干支でも隣り合っている。
辰の変化総決算みたいな動きに意識を向けていると、来たる巳年についてのことも、スルスルと分かって来た。
来年のことを言えば、鬼が笑うかも知れない。
鬼が笑うのも、それはそれで面白い。
辰年に起きた変化の、収穫をするのが巳年となるそうだ。
転校、転職、転勤、転居、転向、栄転などなど。
辰の動きは、それまでの生活がガラッと変わる、ダイナミックさも持っている。
「フルーツバスケット!」みたいに、どうやらこの一年で大分配置が変わった様である。
それが巳年になってどう変わるかと言えば、
動きに細やかさが出て来る。
辰年で「ワッショイ!」と力強く行った配置換え。
それによって到着した新しい担当箇所で、どれだけ細やかに、天意からの愛を送り、弥栄を育めるか。
巳年の醍醐味はそこにある。
来たる巳の機会を十全に活かした先に、一皮剝ける様な驚く変化も起こる。
脱皮と変容は、そのままイコールとはならない。
だが、薄皮を剥ぐ様に地道な変化を重ねて、変容の「!」が訪れる道もある。
国の内外を問わず、そうした「!」を体験される人々の誕生を、歓びと共に祝福して行く。
辰年に起きた変化を別の角度から味わい直すことも、巳年にはあちこちで起こるらしい。
どの様な辰年を過ごされたのか。
手の空かれた折にでも、振り返ってみられ、まとめておかれることをお勧めする。
辰と巳で、橋渡し。
(2024/12/19)