《あいであう》
本日から7月となる。
実践行動や御神体への注力に集中して頂く為、当宮記事もなるたけシンプルに書かせて頂くことになった。
他の月にもある様に、7月も文月や親月など色んな呼ばれ方をする。
7日には七夕があることから七夕月とか七夜月などとも呼ばれるそうで、その中でも表現が面白いのが
愛逢月
愛し合っている織姫と彦星が年に一度出逢える月だかららしい。
愛逢月の字を眺めていて、「あいする」と「めでる」の違いについて気づいた。
そこで「愛でる」の意味を調べて確認してみると、愛するより先に
美しさを味わい感動する
と言った意味が並ぶ。
感動することが愛でるにおいてはとても重要なのか、そこから
褒める
みたいな一方通行の流れを感じる。
愛し合うと異なり、愛で合うであると「人々が盛んに褒める」意味になるらしい。
「人間は、愛するつもりでずっと褒めて来て、愛されたいと嘆きながら、その実、褒めてくれと言って来たのか」
そんなことに気づいて、成る程そりゃ賑やかな訳だよと納得して頷いた。
何故かと言うと、愛に根拠はいらないが、褒めには根拠が求められるから。
褒められる為に手柄をたてようと頑張ったり、
手柄はないけど何か良いとこ見つけて褒めてくれよと望んだり、
愛でてやろうかどうしようかの評価判定に勤しんだり、
とにかく賑やかに忙しい。
シンプルなエネルギーとして感じると、愛は軽く、あたたかく、とても静かだ。
愛で逢うのも勿論自由で結構だが、7月を御神体と愛で交流する、愛で逢う月として過ごされることをお勧めする。