《観察のススメ》


「あ~、そっちが先か」

先日、集めたハリー・ポッターの資料を整理しながら、ふと送って来られたイメージに頷いた。

確かに、こんなチャンスこれまでになかった。

と言う訳で、ポッター仕事の観察報告は来週以降に機会を譲ることにして、本日記事ではその“こんなチャンス”を活かす記事を書かせて頂く。

 

 

「不要不急の外出は避け」
「企業によっては自宅での執務や待機を認め」
「大規模なイベントも続々中止」

只今こんな感じの不覚日本社会

と言うことは、

 


「大集団の中に居る時間が減り」
「自宅でじっくり落ち着いて」
「内側に向き合う」

 

大きなチャンス。

 

 

ついでに申し上げれば、差し当たっての予防策として、「十分な睡眠」「滋養のある食事」「無理をしない」等が推奨ムードなので、

「人によっては、見切り発車で不摂生ばかりしていた平時より健康になるのでは?」

と言う気がしている。

「多少の無理は美徳」みたいになっていた既存の価値観を揺らして吹き始めた新風と言える。

 

 

凄いのは、社会全体で許してくれなければ休めない位、無理が慣習になっていた場所にも「起きる時間ですよ」と言う虚空の意志が届くこと。

予定調和の隅々にまで、入り込んで搔き出すつもりなのだろうか。

 

 

まあ、精神衛生上「目に見えない危険にずっと晒されている気分になることでの不安定さ」が割り込んで来るので、プラマイどうなってんのかはよく分からない。

しかし、よく寝てよく食べて出来る範囲でよく動き、起こることを起こるままに受け入れている人々は、ツヤツヤになって意識も冴える

この機会に、御神体からの求めきめ細かく聴き入れて、分神として息を合わせるレッスンとして頂くと、内側のこれまでになく深い領域にも入って行ける集中力が磨かれる

 

 

「何言ってるんだ宮司さん、うちは子達がずっと居るって話になっててそんな場合じゃないんですよ」と仰る方々、家族密着キャンペーンみたいになっている皆様については来週、その件に意識を向けた記事を書かせて頂く。

 

だがある程度の静かな時間って、本当に作れやしないだろうか?

  

とは言え出来たとして、御神体の静かな声を聴くのみでは、不覚の喧騒に慣れ切っている分割意識の方は退屈してしまう場面も出て来る。

そこで、意識的楽しめる観察チャレンジをご紹介。

不覚社会は広範囲に広がっているし、常に動き続けているので、端から端まで区切って観察することは出来ない。

実人生では無理だが、その観察を可能にするものがある。

 

 

覚めてない人々が、覚めてない物語を撮るので、何であれエゴは含まれている。つまり、

映画作品を鑑賞しながら、中のエゴ観察出来る。

鑑賞は映画館に行かなくともご自宅で可能。通販や配信サービスを使えば外出してソフトを買ったり借りたりする必要もない。

 

この機会に、静かな場所で過ごせる数時間を、巡り合った一本にあててみられることをお勧めする。

直感でエイヤと選んでもいいし、ふっと浮かんだものがあればそれでも結構。

丁度ふろくをご紹介するタイミングだったので、今月分としてその観察に役立つものをこしらえてみた。

2月のふろく《 映画鑑賞観察メモ 》

 

 

まず、左上のスクリーンにタイトルを記入。

集中して作品をご覧になり、その中で最も意識に響いたワンシーンを選び、どんな場面かを左下のフィルム上段に書き込む。

次いで下段には、そのシーンの中で誰のどんなエゴが発動して、それがどの様に影響して行くかを読み解いて解説。

 

右側のダルマちゃんを映しているホームシアターの場面に「一個人としての、この場面に対する感想」を記入。

それともう一つ、全母たる虚空としてこの場面を観ていたとしたら、どう感じる(観じる)か」のイメージを下の欄に記入。


個人としてと虚空として、感じ方に差が開いていたら、それも観察してみられると、何が自らの意識全母性隔てているのかに気づく材料となる。

折角の、社会全体での“お籠もり”モード

通常のあれやこれやが出来ないことより、「だからこそ出来ること」に意識を向けて味わってみて頂きたい。

 

丁寧に観察。

(2020/2/28)