(てん)(ちち)

 

歓喜の呼応目に見えない
 
しかし面白いもので、歓喜の呼応があると言うことを示す様に、見える世界にもよく似たものが存在する。
  
初乳(しょにゅう)である。

 


初乳とは子が生まれて数日に出る、母乳のこと。
  
濃い黄色をして粘り気があり、重要な栄養成分や、様々な病気に対する免疫物資が多く含まれていると言う。
 
初乳については妊娠中にも出ることがあるとか、乳が出るまでに個人差があるので初乳もそれにより遅くなるとか、諸説ある。
 
だが、後の「移行乳」や「成熟乳」となった乳にはない、免疫力と栄養があることは確かとなっている。
 
歓喜の呼応によって地力が溢れる者は、初乳による力が備わった子と同じなのだ。

 


「何か自分、丈夫だよなぁ」
「ハート強いかも」
 
自ら気づいている方も居れば、周囲のあの人この人を眺めて
 
「何でそんなことで一々傷つくんだろう?」


「何でいつも何かと競争する様に生きているんだろう?」

 

「何で他も自分と同じ弱い人であって欲しがるんだろう?」

 


と、不思議に感じるだけの方も居る。
 
見えざる初乳のなかった物理次元への免疫力弱めの人々は、そうした素でピカピカ輝いてる様な人々に対し、何かしら利用したい時は媚びたり縋ったりする。
 
しかし「用事」がない、つまり関わっても旨みが発生しない場合は、彼らに近付かない
 
虫歯になったことがなく今後もならないだろう相手に歯痛の辛さを伝えても、惨めな気分になるだけだからだ。
 

 
そんな時代も既に終わり、変容流れで混ざり合いごった返す時には、傷つくことを恐れてと言うヘンテコなプライド理由の住み分けなどしていられなくなる。
 
弥栄な人なら、どんなタイプともコンタクトすると、お決めになられることがどの方にとっても必要となる。
  
天の川はミルキーウェイとも呼ばれる。
 
そのまんま乳の道

 


天の意である天意(あい)は、全母から放たれる愛し子への母乳
 
この無限恵みが、銀河の形を伴って物理次元に現れ、そこに生きるひとりひとりも又、天意放出によって存在出来ている。

 

「初乳効果なんて言いますけどね、

うちの子達は全員市販の乳児用ミルク育ち。

でも、みんな丈夫ですよ」

 

 

初乳について調べているとこんなご意見も目にする。

 

乳の出が思い通りに行かなかった女性を励ます、母間でのエールみたいなものとして見る機会が多い。

 

見えざる歓喜の呼応も、地力をもたらすが、初乳と同じく絶対条件ではない

 

毎瞬が常に新しい今であると腑に落ちれば、毎瞬新たに全母からの天意受け取ることが出来る


 天意は誰かにだけ多く振舞われるとか、又、誰かの分だけ薄めて出されるとか、一切ない

 


全方位、全存在に、全力で。
 
常に天意で慈しまれている実感すると、何をどうやって不安になったらいいか分からない。
 
ありとあらゆるものが存在し、様々に変化し、その様子を観察する意識として在り続けられる
 
最も基本的な歓びであり、又、これを超える歓びもないのだ。

 

今ここに溢れる天意。

(2019/11/25)