読み返してみて「長っ」と驚きましたが、どうにも切りどころがなく、そのまま載せることになりました。

 

先週の記事二つも、重要かつボリューム大。

 

こんな調子の連投で誠にあいすみませんが、適度に調節なさって飽きない程度にご覧下さい。

 

連休中は皆様それぞれ実地の体験に集中して頂き、来週は休み明けの火曜木曜に更新致します。

 

では記事へ。

 

 

 

《辞する力》

 

「へぇ〜。天皇さんとか、嵐さんとか、やっぱ辞めんの大変なんだなぁ」

そう感じながら、呑気にニュースを眺めていた宇宙のおじさん。

ふと、この機を活かすアイディアが浮かんだ。

 


それについては後程申し上げるとして、まずは一体何がどう「大変」なのかを確認することから、本日記事は始めさせて頂く。

人は不安定な物理次元を生き抜く際に、不安と感じれば感じる程、支えに出来るものを必要とする。
 
支えとして特定の人型生命体を選んだ時、そこに象徴偶像(アイドル)が求められる。

外の不安定内の不安定に根ざしたものであり、各自で変容を遂げなければ何処まで行っても不安定不安感付いて回る

 


不安が根本解消されることはないと言う事実に、

「向き合うの、やだ〜!」

と、丸ごと投げ出す人々や

「不安だけど暗い道を行く。その手元を照らす灯りになってくれている…」

と支えを活用して歩む人々。

 


象徴偶像を取り巻く人の想いは様々だが、共通しているのが、

対象への期待の大きさ

「望む通り、又はそれ以上の活動をしてくれるだろう」

「そしてそれが続いてくれるだろう」

と言う期待。

 


平成時代を担当された象徴(かた)は30年と数ヶ月。

ほぼ平成を駆け抜けた偶像(かた)は、お辞めになるまでに諸々含め約25年、その任に就かれると言う。

一国を代表するし、年月も長いしと、より大変なのは象徴の方に見えるがそうでもない。

生まれた時から、その役割に向けて準備を続け、承知の上で臨まれたのと、ひょんなことからその役回りが巡って来て何か未納得のまま

四半世紀

 


わけわからん間に「YOUなっちゃいなよ」で路線が敷かれて四半世紀。


大変度合いで言えば正直「どっこいどっこい」ではないだろうか。

そしてどちらも辞めるにあたって数年がかりで、事を運ばなければならない。

象徴の方については、後任が決まっているとは言え、その後の活動はとか、どこに住まわれるのかと、辞めた後もおそらく世間の関心は尽きないし、その声に応えて情報提供も続く。

 


偶像の方は、健康上の理由等ではない為か、辞職後も情報提供される保証がないからか、去る前から帰還を待たれるが尋常でない。

「脱退」「解散」などもってのほかの雰囲気で、どうにか辿り着いたのであろう「休止」と言う落としどころ。


それにも不満なファン達の間で「夏休み」の表現が採用され出したと聞いた時には驚いた。

「夏休み」とは明らかに、期限が切られた休みのことである。

 


どんだけ辞めるの

大変なのだ。

そうした降りづらい役を、この変化の時期にそれぞれ2019、2020と続けて辞される。

それもご自身の決断で。

「ご自身の」と書いたが、変容の時代に目に見える形でこうした変化が起きるのは自然なことであり、彼らの決断も全体一つの流れに則している

既にこの決断も、自らによるものであって、同時にそうではなくなっている

 


去る象徴や偶像は、一体何を見せてくれようとしているのか。

功績を認められ

多くの人に望まれ

得るものも多い

慣れ親しんだ場所


そこから動こうとする力。それは一体どこから湧いて来るのか。

当宮にお越しの極めてグッドセンスな皆様は是非、彼らの内に湧くその力をお感じになられてみること。

そしてご自身も何らかの形で岐路に立たれた時、果たしてそれは、例えば「嵐を辞める程」難しいのかどうかを、確認して頂きたい。

とてつもない数の人々に嘆かれ、

仕事上で各方面に影響を及ぼし、

 


苦楽を共にした同僚とも別れ、

それでも必要と感じた方に進む。

不覚に在る人は大抵、皆「比較」によって事を進めている。

進化の途中で外す必要も出て売るだが、時に応じてはこれを利用して先に進むことも出来る。

一回「嵐を辞める手間と比べてどうか?」と、意識に挟むことによってご自身と、直面する乗り越えたい壁との間に適度な距離が生まれ、壁の高さが減る現象が起こる。

 


スポーツ選手の活躍とかだと「勇気を貰う」と表現されるものだ。

記事の始めに申し上げた「この機を活かすアイディア」がこれである。

内的進化は外なる活動と一体。

この際、国民的アイドルの辞職も、変容に向かう次の扉をちょっと開いておくドアストッパーの様に活用してお進み頂きたい。

 


偶然、今度嵐を辞めると言う方や、「俺・私がした決断も、その位の騒ぎは起こします」と言う方にはこのドアストッパー案は役立たない。

そうした方々は、「ご自身の決断が、思いもかけぬ程多くの人々の行動を促す力となっている」のに気がついて頂くこと。

どんな求めにも屈せずに、自由意志発揮したことは、他の端末の内側にを起こす。

変容の時代必要な熱は、そうして高まって行くのだ。

 

真の自由に自他の別なし。

(2019/2/7)