《玄人志願？》

「目覚めた人になりたい。

他より秀でた存在となる為に」

こんな状態の覚醒志願者が全員没シュートなのは当然なこととして、

お申込みを頂き、直接お目にかかっている皆様の中から、物理次元は欠けることなく全体一つであり、自らも全母たる虚空と同質であると言う事実を、

「思い出したい！」

「思い出す！」

の意志が、それこそ身の内から“噴出”する度に、ああ、この場に立ち会えて幸せだ、有り難いことだと感謝する。

そしてその瞬間、宮司自身もビックリしている。

変容の時代であり、全体の進化変容が起き行くことは知っている。

だが、何処にどのタイミングでそれが起きるかは知らない。

向き合った方の内側から、出所を無くしていた意志の熱が噴出した時。

常識に小さな穴が空いたことで、温泉を掘り当てるか薬缶が沸騰したみたいにピーと湯気が出た瞬間に「こうなることは分かっていましたよ」などと余裕かましたりしていない。

そもそも、こうなると分かっていることになんて興味がない。

退屈だからだ。
フレッシュな驚きこそが、物理次元の醍醐味である。

涼しくなり、秋から心機一転何かを学びたい気分であられる皆様。

結構なことだが、そこに賢さを求める思いがある場合は、それが何故かを内に問い、確認して頂きたい。

変容の時代においては、ちょっとやそっとの知識で賢者を気取っても無駄となる。

ところが、世の混乱に乗じて、小賢しく騒ぐ端末も出て来る。

エセ賢者は集団の中でトップに立ちたがり、リードをしたがり、全体弥栄の流れをとことん無視し、その場を掌握し操ろうとする。

彼らは大体「何かの玄人であること」を賢さの根拠にしているが、往々にしてそれが彼ら自身の、全一への帰還を押しとどめている。

拗らせ玄人で有れば有る程「スゴイジブン遺跡」に埋め立てられて、意識が虚空に還ることが難しくなっているのだ。

そうした者に関わっても提供されるのはエゴ遺跡見学ツアーであり、何なら遺跡を保存するスタッフとしての働きを求められたりする。

２０１８にもなって首を突っ込む様なものではなく、止めはしないがお勧めもしない。

決まった分野で何かしらの地位を得たい玄人志願であれば、そうした場所に出掛けて「玄人パターン」を転写しようと試みたりもするだろう。

だが、転写元もそう簡単に玄人の座を明け渡すはずもなく、シェア争いの泥仕合が待つ。

殊にスピリチュアルでそれを求めると、変テコ度合いが増す。

今更だが、spiritはラテン語のspiritusから来ている。意味は、

息、呼吸、勇気、活気。

それらに賢さや、玄人判定の出る幕は、あるだろうか？

エゴをじゃれ合わせるだけの講座がある一方で、変容の時代と真摯に向き合い、自身に出来る全力を提供して、進化の場を設けるメッセンジャーも居る。

そっちは殆ど存じ上げないが、居るは居る。
０ではない。

どれに行き当たるかは皆様の決意の程による。

誰の教えを受けるにしても、教えとも、教える者とも、「優劣・上下関係・貸し借り等、一切ない」ことを肝に銘じて頂きたい。

全体一つの中で、「教える」「教わる」と言う動きが起きているだけだ。

それを天意からの愛による働きにするかどうかは、

「師」にかかっているのはなく、

会場や他の参加者等の「場」にかかっているのでもなく、

皆様自身の意識にかかっている。

秋も、独立独歩。

(2018/9/6)