《水を縛れる鎖はない》
世間のニュースが、次第に波動の粗さを増しているのはご存知の通り。
興味ないと言う方も気配はお気づきかと思う。とっかえひっかえ意識の目をくらませる事件が乱発している。
沢山の事件に埋め立てられて世の記憶からは既に遠のいているが、1年程前に少年少女を狙ったあまりに不可解な事件があった。
普段は何の象徴か等、こっちで消化するところだが呆れ果てて思わず上に、「(世人は)何で又こんなことを?!」と尋ねた。
即座に返答があった。
『許せない人が欲しい』
「あ」、と思った。
道義的に、倫理的に、常識的に、
許せない人が居れば、
いのちは怒りや解決に費やされる。
許せない人が居れば、
許さない為の力が湧いて来る。
許せない人が居れば、
どんな人なのか覗いてみたくなる。
許せない人が居れば、
社会から除きたくなる。
許せない人が居れば、
目覚めるより何よりまず
“そこ”を片付けてから。
そして皆に許せない人が居れば、人間意識の恐怖や悲痛や怒りなどで荒らされた低次エネルギーが沸き起こり溢れる。
はっきり申し上げれば、この粗いエネルギーを食べる者も居るのだ。
この「許せない人」は、想念ネットを強化する結び目である。
元々ある編み目を更に結んで、足抜け出来ないように、人の魂でタマ結びにした。
専門的、というが部分で糸をかけるのが「“縛”り」。
一括、というが全体でまとめるのが「“括”り」。
結びは本来、「無寿火(日)」と書く。
虚空が結実させる物理次元世界の現れが「”結”び」である。
だから糸へんに吉祥の吉をあてる。
だが、それを歪めた結び目もある。
善良で優しい人も、好奇心旺盛でちょっと悪いことが好きな人も(実際それ”だけの人”など居ないが)、もれなく「許せない人結び」には引っかかって縛られる。上手い仕組みだ。
人の縛られ方・縛られる位置は一人一人全く違う。
ひとつひとつ許して緩めるのも手だが、何処のタマ結びで縛られているのか探す時には、中立を保って意識を向けないと却ってそこが強化される。
同じ周波数でいるなら、歪んだ結びと縛りに引っかかり続ける。
「引っかかってるなぁ」と、お思いになられた方、抜けておくには意識の周波数を変えることである。
光がイメージし難ければ、まず「水と同じくらい肌理(きめ)の細かい周波数であること」をイメージし「そうなる」。
『水を縛れる鎖はない』
と、宮司は上から幾度も言われて来た。
本当にこの言葉は事あるごとに意識を磨いてくれた。
もう一つ効果的なのが、許せないとされる人やエネルギーを食べる者達が意識に浮かんだら「中立の天意を送ること」。
中立の天意は低次エネルギーを食べたがる者にとって何の餌にもならないからだ。
まだ、情の愛や崇拝の方が食えるって話。
憎しみや侮蔑でなくとも、味は何味でも、とにかく粗い周波数でかき乱されたエネルギーが彼らの食べ物となる。
肌理の細かい波動の天意は摂取することが出来ない。
悔しがらせるなら、天意を送るのが一番である。
ガンジーはイメージアップの為に「非暴力」と言ったのではない。
少なくとも彼のガイド達は、周波数の違いの重要性を分かって非暴力のメッセージを与えたはずだ。
結びの言葉は、上が直接語りかけていると思い、お聞き届け頂きたい。
『水を縛れる鎖はない。
生ける水たるものだけが、
真の自由を体現する。
自らが魚ではなく
海だったと分かるものが、
どうして網にかかることが
できるだろうか。
海を縛れる網はないのだ。
意識の周波数を上げて、
すり抜けよ。 』
(2016/5/30)