《差開く世界》
目覚めや悟りに関して真剣に向き合う端末と、未だ縋りたい盛りの端末との間に、どんどん差が開いているのは明らかで、現状のスピリチュアル業界が供給する情報やワークではこの開き続ける差をカバーしきれていない。
他でそう書かれている方もおられるように、エゴはとはまさにオムツなのだが、
マトモなメッセンジャーが
「もう皆さんのオムツかぶれ用のシッカロールは販売いたしません!」
と決意の宣言をするのに対し、宣言された側には
「ええ〜、困ります。だって絶対痒くなりますよ」
「この苦しみをどうしろと言うんですか、今だって結構痒いんです!」
「遥か先のトイレより、今ある痒みを見て下さいよ、今ここの」
等の泣き言コレクションが乱立し、そこから中々動かないのは何故なのか。
そんなかぶれるかぶれるなの押し問答を、横で頬杖ついて見ている本気の方々はお思いになるのではないだろうか。
「もうとっくに決めてるのに、この悶着一体いつまで続くんだろう」、と。
差が開いたことで、それぞれの歩みに応じた対応が今後重要になり、サポートの間口も広がることが求められている。
だからって、まさか直にその手伝いに駆り出されるとは思わなかったが、宮司という“これ”が出来ることをさせて頂く新サービスを今冬からご用意しておく運びとなった。
担当するのは自ら歩み始めた方々へのサポートであり、個別対応かつ有料になる。
現段階の人類で、必要な者がどれ程居るかさっぱり分からないが、道はつけておけと上から振られたのでそうしておく。
尤も、当神宮で告知等の営業活動はしない。
仏関係が宮司に伝えて来たのがこの件で、神も乗って来ている。
当初、“これ”は元々そういう用途で設置された端末ではないと言って、即座に言い返されたのが、
そんな場合じゃない
現況どうなっているのだろうか?
そんな場合じゃないのに加えて、本来その役にない端末までがサポートを引き受ける意志を示しておくことで、その役にあるのにサポートをしていない者達の居心地が多分に悪くなる点にねらいがあるのではないかと思う。
本来の役割でないとは言え、必要だということ自体はさすがに分かる。
おむつかぶれ騒ぎに興じている大勢が「分かったやるよやりますよ、やりゃいいんでしょ」となるまで、先に決心した者はその辺で木にてっぽう打ったり道に石でも並べたりしながら待機など、そんな雑なルールで新世界が回っているわけないからだ。
大体、「分かったやるよやりますよ、やりゃいいんでしょ」で立ち上がれることはない。
天地開闢以来、
他に促され
仕方なく目覚めた
者は居ない。
「僕は全然目覚めとか興味なかったんですけど、クラスの子が勝手に応募しちゃって」
とか、ならない。
そんなジュノンボーイ気取りの連中は放って置いて、本気の方々は各自で実践に尽くされることだ。
凡神宮寺がメインとなって宮司を動かすサポートも、自身の決意がなきゃ一切どうにも何にもならないことを踏まえた上でのご利用となる。
誠意あるメッセンジャーの中には、既にサポートの在り方を変化させると決められた方も居られると思う。
そこを含めても手が足りないことと、そうしたメッセンジャーの方、そしてこれからメッセンジャーになられる方にも役立つサポートであることが、宮司が動くことを了承した理由である。
内容を知らされた時にはビックリしたが、「なる程ね」となった。
俯瞰で宮司という存在を捉え、「“これ”にしか、今の時点で出来ないことかもな」とも思った。
あと、有難味まみれの仰々しい行いじゃないというのも、了承するポイントになった。
以前宮司は、当神宮&宮司の在り方について、
「 有難味不要 」
と、上に強く宣言したことがあり、そのあたりを踏まえて気安くなったのだと思う。
直接お会いした皆様は、次回お目にかかる機会があれば、そこで内容を報告させて頂く。
あればと言うのは、どうも集まりは来月を以て区切りのようだから。
素晴らしい機会を与えて下さった、主催者の方にこの場を借りて御礼申し上げる。
勿論、来月直接お目にかかってのお礼も申し上げるつもりでいる。
お目にかかる機会がない皆様は、ご興味があれば、宮司が直接お会いした方々に連絡先をお尋ねになり、ご自身でこちらへコンタクトをお取りになられること。
お一人挟んでのやり取りはしない。
覚悟がなければ会えない相手が居るし
聞けない話があるし
出来ないことがある
2016は、もうそれを知る時期とお認め頂きたいからである。
差が開き、世も啓く。
(2016/10/20)