~ご連絡~
世間がどれだけヤッサヤッサやっていても、皆様の毎瞬の質を下げる権利はどこの誰にもありません。
誰はばかることなく、中心に合致し、生き生きとした瞬間の連続をお過ごし下さい。
それが全体への最適な貢献となります。
では記事へ。
《圧と穢れ》
上から受ける圧もあるが、横から受ける圧もある。
凡神宮を公開した翌日、スターハートブログにしんかのともの写真と、抜粋記事が載った。
その経緯で様々な場所から様々な想念が届いているせいか、その日は背面の首から肩甲骨にかけてに圧が半端なかった。肩こりではない。
祓いをしてみたが、また戻って来る。そんな繰り返しの中、ふと、
「あ、この圧を完全に受けきってこそ進化のパワーになるのだ。よし、圧!バッチコイ!!!」と思い、背面に意識を向けて、来る力を真っすぐに受けきってみた。
すると、首と背中にあった圧のかたまりが、トロンと温かく解けたのである。
一気に軽くなり、跡形も無く消えた。
「いける、これいける!よっしゃ、もっとこい」
と、再び背面に意識を集めまっすぐ構えてみた。
(・・・ ・・・ ・・・ )
(・・・ ・・・ ・・・ )
「・・・ケチ〜〜〜!!!」
「...っっだよっ!」と背後に吐き捨てて、圧待ちを止めた後、おやつを食べていて不意に思った。
昔の人は言いました。
こういう時こそイマジンだと。
もし宮司が気に喰わない相手の背後を狙って、物陰から武器を持ってこっそり近づいたとする。
隠れてそっと距離をつめたら、その獲物が「よーし、鍛えるぞ〜」などと言って腕をぐるぐる回しながら、背中向けたままこっちへ向かって意識を突き出し、
尻(ケツ)バット待ち
のような姿勢を取っていたら。
「そりゃ、引っ込めるかもなぁ」
気に喰わないと書いたが、それだけでなく、強い期待も含めた、意識する力全般がこうした圧になる。
そんなことは百も承知でこの神宮をこしらえたので、意識を向けていたかもと思われた方もご心配なく。結果オーライだし、へっちゃらなのだ。
強いからへっちゃらとかではなく、覚醒すると、起こる全てを進化の燃料に変え出す。意志してそうなるというより、その運びとなる。勝手に。
心配は幾ら積んでも変化を生まない。その分のエネルギーはすべて内観へ向けて頂ければと思う。
この一件から、変容に向かって古いものの片付けに邁進していた時代の、“便利グッズ”について色々思い出したので、一応お知らせしておく。
いわゆるサイキックアタックや、想念が錯綜して発生した澱んだ気は、物理次元に発生する油汚れやカビ等と同じで、カタを付ける“お片付け”に有効なアプローチはそれぞれ異なる。
日々、相対する環境に漂って来て、それに呼応して自分の内側に発生したりもする澱みで、片付く時に
チョチョイのパッパで
ピッカピカ
こんな感じになる穢れ(気枯れ)には、祝詞が最適と思う。
祝詞は流れるものなので、チリ(“気が散り”=雑念)やホコリ(人間意識のプライド)も意識がガッチリ摑んでなければ、きれいに一緒に流してくれる。
頑固な穢れは祝詞まで行くが、「シュッとひと吹き」で済むよう軽いのは光明真言でも十分かと思われる。
それからサケは「さき(幸、裂き)わう」に通じ、溜まったものを分解するのに役立つ。
ネトッとした残留思念をモノにくっつけてよこされた時に、気になるようならティッシュかキッチンペーパーに掃除用のアルコールをスプレーして拭くと、驚くほどさっぱりする。
こうした澱みを受けて、それが溜まりやすい体質の方が内側からのアルコール除菌を頻繁に試みたりする。
飲みたきゃ飲んで全く問題ないが、御神体があまり望んでないようなら、スプレーでも代用出来るのでお試しあれ。
これらと違い、片しても片しても戻ってくる場合。
それは宮司が体験したのと同じ、“かかる必要のある圧”の可能性がある。
この圧は、体の向きは変えられなくとも、意識をまっすぐ向けて受けきることで、変化を起こす力となる。
真っ向から圧に対峙しなくてはならない。対峙が本当のタイジ(世人が退治と思っているもの)なのだ。
必要な圧が来る時は、進化のし時ということ。
背後からの圧は、人型生命体が普段ないがしろにしがちな背面へ意識を向けさせ、全体のバランスを取る助けとなる。
全方位のバランスが取れてこそ、進化がスムーズに行われる。
圧以外の穢れも、片付けながら多くを学べるチャンス。天才バカボンに出て来る、レレレのおじさんは、掃除を通じて悟った周利槃特(しゅりはんどく)をモデルにしていると言う説がある。
掃除に限らず本当はあらゆるものから学べるのだが、「さっぱりする」というおまけつきなので分かり易いように思う。
実を言えば、穢れを祓うことのキモは、「必要ないものを片付ける」ことではなく、「片付く時に一瞬垣間見える、“何もなさ”を味わう」ことにある。穢れは単なる邪魔者ではなく、空の感覚に意識をチューニングする道具になる。
大切なのはあくまでも中庸を深めて進化することであり、進むにつれて祓いの作業は自然に出番が減る。
圧も、誰も発さなくなったら「ああ、あんなことあったっけ」という存在になりそうだ。
それまでの間、圧も穢れも、変容や更なる進化の為の追い出しコンパ要員と捉えることで、有能な協力者となるのだ。
押された拍子に、鍛えてみる。
(2016/4/18)