《冬の楽しみ》

 

来年の干支は

本気の皆様は猪突猛進の心意気で、十全のお働きをなさることとなる。

 


とは言え、全力で全体に尽くすには、まず十分に英気を養う必要がある。

充足し落ち着いていてこそ繊細な感覚も開くし、活動もスムーズになるからである。

猪の件は一旦脇に置いて、本日記事ではこの季節ならではの楽しみ味わうことで、新たな気を巡らせることをご提案する。

丁度、明後日から12月となり、世間で言う「師も走る」季節がやってくる。

世間ノリに乗っかると気ぜわしいことこの上ない訳で、転がる様に正月に飛び込むまで走り続ける者も大勢居る。

 


勿論、それ自体が楽しければ走るのも弥栄である。

爽やかな汗がかけるし、何だかんだ言って「わー師走!わー正月!」の凸凹コースは面白いからだ。

只、周りの雰囲気に引きずられているなら一旦0に立ち戻ることが必要となる。
 
冬ならではの楽しみはその手伝いをしてくれる。

意識がふと和むことで、0を感じる。

 


ちょっとした冬の楽しみと一緒に、意識の在所を0に戻すのを楽しまれること。

冬ならではの楽しみと言えば、やはり「寒い」に関係してくるものが多くなるだろうか。

 


寒いからこそ身につけられる服や靴。

寒いからこそ美味しさが際立つ、食べ物や飲み物。

 


どれも面白い。

寒いことで発生する気象を観察することも、そこに入って来る。

雪や氷がわんさかあって、

 

「嬉しいなんて思えない」

「慣れちゃって別に」

 

なんて方は「どれだけその、既に普通かつちょっと厄介な雪や氷を面白がれるか」に注力してみられると、思っても見ない変化が現れる。

 


この季節ならではのイベントも、冬の楽しみと言える。

代表的なのはクリスマス、忘年会、大晦日あたり。

宮司を名乗る“これ”は、下の図の輪っかをくぐるイベントを毎年楽しんでいる。

 


オールリセットとして、0のかたちを通過するこの行事。


単純に「大きな輪をくぐる」こと自体も愉快である。

こうしたメジャーな行事以外の面白いものにも、この冬は出会ってみようかと思いついた。

皆様に冬の楽しみをご提案するのだし、こちらも新しい楽しみを体験して行こう。

 


と言うことで折を見ては、「冬 行事 マニアック」で、検索をしたりしている。

そうして、

大根まつりは

 7日昼か~。

 厳しいな」

 


等と、どうかしてるんじゃないかと思われる様なひとり言を呟いたりしている。

大鍋で煮た、ふろふき大根を振る舞う祭らしい。

新しい冬の楽しみを体験した暁には、当宮記事にてご報告させて頂くことにする。

 

さあ、師走。

(2018/11/29)


11月のふろく 《冬の楽しみメモ》

 

 

思いつかれた冬の楽しみを雪だるまのお腹に書き、それをしてみて起きた気づきや発見や湧き上がった感覚を、雪の文様にお書き入れになるメモをこしらえました。

 

この季節ならではの新体験をお楽しみ下さい。