(もと)(あらた)む》

 

来年すら飛び出ているので鬼がどんな反応するのかも不明だが、再来年、平成が終了する。

じっくり色んな準備をする期間が取れて余裕ある感じの一方、じわじわと一つの時代が終わり行く気配は、不覚の揺らぎを更に激しくさせもするだろう。

 

 

終わり行く気配と入れ違う様に、新しく始まるものもある。


終わったり始まったり、来たり去ったり。

色んなごった返しの中に在っても、目覚めに向かう方々は意識を中心に置いておく為に、時間軸からなるべく自由になっている必要がある。

そんなことを感じた時に、面白い遊びを思い出した。


それは、

オリジナル元号を定める。

 

目覚めたてだった当時は「自分元号」と言っていたが、自分と言う概念が付箋みたいな単なる目印になるにつれ「オリジナル元号」の方がしっくり来る様になった。

要するに、宮司を名乗るこの端末のみが使用する元号のことである。

世界の根本が新しくなったのだから、既存のものを尊重しつつオリジナル元号も併用してみよう。
ある時、ふとそんな気になった。

そこに意識を向けてみて、色々なそれっぽい文字が往来する中「あ、これだ」と閃いて採用したのが

正直(しょうじき)

何のことはない。


 「今、何年?」
「ん〜、正直三年!」

とか言ってみたいが為であった。

未だそんな会話の機は訪れないが、定めたこと自体には大変満足している。

オリジナル元号も元旦に更新する方式を採用しており、目が覚めたのが2013年11月であった為、正直元年は一ヶ月少々と短い。


翌2014が正直二年、2015は正直三年といい感じに進み、

只今、正直五年


である。

気軽にやってみた元号決定だが、これが思いの外、時間軸から意識を自由にした

2017周りではやはり無意識に皆、平成ノリで暮らしていることが分かる。

そこに流行り、風潮、常識等のあれやこれやが紐づいているので、なかなか平成を外してモノが観られない

 

皆でお揃いにして使う元号なら新しくなっても、そこには似た様な動きが起きるだけだ。


 なので、共通元号とは別に、皆様お一人お一人で、オリジナル元号をお決めになられてみることをお勧めする。

宮司の元号は目覚めを契機に定めたが、もちろんお目覚め前でも結構。


目が覚めた後で、他の元号がしっくり来るなら、その時点で改元すればいいだけのことである。

覚醒とは、それまで自分と信じていたものの死でもあるので、崩御からの改元に何の不思議もない。


 まず、独自の新元号をお決めになられること。


「愛」とか一文字でもいいし、「ロマンス」とかまさかの横文字でも、それが本当に弥栄と感じられるなら採用

そして、手帳の西暦和暦が連なる所に、オリジナル暦をお書き添え下されば出来上がり。

あなただけの新時代がそこに立ち上がって来る。


オリジナル元号については、お目にかかった一部の方にはお話したことがある。


なので、もう既に定めてある方も居られるかも知れない。

その方々にも改めて楽しんで頂ける様、今月のふろくは

 

 

「新しい元号は○○であります。」パネル
 
をこしらえてみた。

プリントして掲げられた空白に、定めたオリジナル元号を記入する。

本当に意外と自由になるので、軽いノリでお試し下さればと思う。

 

それぞれの新時代到来。

(2017/11/27)