《開と戻》
皆様の消化と昇華にあてて頂く期間中、新たな課題に取り組んでいた宮司。
そんな折に、上から示されたことがある。
何かと言えば、変化の大きな時代に揺れ動く人々を観察し、必要があればそこに寄り添う動きをするのも確かに大切なことではある。
だが、宮司を名乗る“これ”の本来の担当は、新しく変わって行く体験を実践し、又観察すると言うこと。
言ってみりゃ
人型生命体って、物理次元に何しに来たんでしたっけ?
に意識を向けて相応しい変化、進化をして行くことが肝なのだ。
なので、
ワーワーしている疫病や世界情勢に関してよりも、力を向けるものあるよね?
と、示された。
ごもっともである。
その力を向けて開くのは、情報であれ、能力であれ、不覚のままでは何の用もない代物。
毎週当宮にご参拝下さっている方であっても、「覚めそうで覚めない」段階ではお受け取り頂けない。
お話してもさっぱり要領を得ないやり取りになるか、表面的な「それは凄い!」に留まって、読めない本の表紙ばかりをコレクションする様な状態が関の山となる。
だが、上は当宮で書くことがなくともそちらを主として力を向けろと示して来た。
宮司を名乗る“これ”の進化を促すことと、まだ見ぬ方々も含め分かった人々、腑に落とし変容した人々へ、そして全母たる虚空へ、体験と観察を捧げることに注力せよと言う求め。
この指示により、日々に様々な変化が起き始めている。
さわりだけ軽く申し上げると「人型生命体に備わっている本来の力を開くとどうなるのか」、その開放へ意識を向けて日々着々と体験を行っている。
閉ざされた力は、小さな点の様なもの。
宇宙も初めは小さな点であり、そこから拡がり展開している。
人型生命体って、物理次元に何しに来たんでしたっけ?
を体験として昇華する、
人型生命体って、どんなこと出来るんですかね?
の実践が求められている。
数年前に《ひらけごま》と題した記事を書かせて頂いたことがあった。
その折には、無数のドットが見えない状態から見える化して「開かれる」のが現実創造であり、ごまをひらくのは全母の仕事と申し上げた。
そこから更に理解が深まった。
2021時点では、物理次元の現実創造を「ひらけごま」しているのは全母であるが、未開のままゴマ粒状態になっている人型生命体の様々な力を「ひらけごま」するのは、分割意識の明確な意志によることまで分かっている。
この意志は「○○の力よ開け」と言った願望に満ちた呪文めいた意図ではなく、「開かれるなら開け」と全方位選ぶことなく開放するもの。
だから、予めの注文が何もついていない。
全くの未知である。
ドドンと来る大きな波で怪我したりもする昨今、不安を煽られて結構な数の人々が、と言うか不覚社会で暮らす人の殆どが
平和な日常を取り戻す
この為に頑張っているのじゃないだろうか。
本道を行くにあたって必要な変化が起きているだけで、巻き戻すことは不要だし出来もしない。
そのことは、変容の時代が既に来ていることを腑に落とす所まで行っていないとして、少なくとも肌で感じておられる方ならお分かり頂けるだろう。
本道では、これまでの不覚全盛から爛熟までの時期に世を覆っていた古い世界観は、もう使用出来ない。
人類が翻弄されている意識の変化を促す大きな波は、一過性のお仕置きタイムなどではないのだ。
エゴはそう言うことにしておきたいだろうが。
平和は自然に成されるし、日常と言う富は豊かに記されて行く。
だが、それはかつてのものを取り戻して起こる訳ではない。
と言うか日常はともかくとして、不覚社会が真に平和だったことは一度もない。
せいぜい目に映る範囲で大体何となく予想出来ることしか起こらないと言う、“平和っぽい雰囲気”だっただけだ。
変容の時代は、一部分の「○○っぽさ」を保つことには全く応援がない。
幻想だからである。
腹を括って体験に注力し未知を開くか、
叶わぬ返戻を求めて足掻き続けるか、
本当に、自由だ。
どちらが良いも悪いもない。
そして誰も手を引いてはくれない。
手を引かれぬと言ってベソをかく大人は居ないからである。
愛で開く、粒の力。
(2021/8/30)
8月のふろく その1《波を解くメモ》
全体一つの流れに乗ろうと意志する時、部分の都合を残しているとそれに引っ掛かって乗り切れないことがあります。
進みたいが進まない、又、更に滑らかに進みたい時に、この波を解くメモをお役立て下さい。
浮かぶ思い残しや想い残しを文字に書き起こし、中立に観察してみます。
それらに感謝を送り、意識をスッキリとさせて、不要なさざ波は解いて溶かして行く。
すると、本来注ぐ必要のある所へ向かって、自然と力が湧いて来ます。
そして気づけば全体一つの流れに乗り速度を増していると言う次第です。
8月のふろく その2《ぜんぶつぶつぶメモ》
世界は拡大しますと結局の所、どれも様々な粒の集合となります。
どこまでも粒で出来た不思議な物理次元で、意志と言う粒を発動させ、行動と言う粒に変えて、結果と言う粒を形にします。
意志を青い丸に、行動を赤い三角に書き込んで、結果が出ましたら黄色い四角にまとめて見られて下さい。
そして今一度全体を眺め、「全部粒じゃないか!」の気づきに昇華し、祝福なさってみて下さい。
何のことはない、解いてしまえば皆、粒です。
そしてその粒が物理次元のありとあらゆるものを表現しています。
何のことはない、それでいて何と面白い世界でしょうか。