《贈りもの》
「そう言えば…」
と、浮かんだことが切っ掛けで、
「そう言えばそうだ!」
と、また気づき、全く面白い巡り会わせだと感心したのがつい今しがた。
今しがたと言っても変わらず永遠に、今ではあるが。
冒頭の「そう言えば…」からの流れは、これだけだと何が何やらさっぱり分からない。
一つ目の「そう言えば…」は、
「そう言えば今月のふろくは三つご用意する。うち二つについてはもう分っている。でも、残るひとつは、何?」
と言うもの。
そこで、「残るひとつは、何?」に意識を向けてから、一旦放ろうとした矢先、放る暇もなくやって来たのが
“贈りもの”
と言うメッセージと、説明となるビジョンだった。
それらを受け取った後に出て来たのが、二つ目の「そう言えばそうだ!」である。
クリスマスと言う行事が浸透して、この国でも人々が盛んに贈りものをしあう機会が増えた。
お歳暮、と言う別の習慣もある。
モノだけでなくコトの贈りあいもあり、会食やイベントの機会も増える。
先程申し上げた、メッセージとして来たものは、俗に言う“自分へのプレゼント”に似ている。
只、単に前から欲しかったものを買ってみるのではない。
行きたい所に行ってみるのでもない。
自分へのプレゼントをする人は、世の中に結構居るが、メッセージで来たプロセスを挟んでいない。
二つ目の「そう言えばそうだ!」は、このことについて、「!」となったのだ。
プロセスの内容は、普段「自分」だと認識している端末を、他の人々と変わらない位に離して観察し、
この人に今、必要なものは何なのか
これを、誰よりも丁寧に感じ取ってみると言うもの。
落ち着いた静かな場所で、可能な限りゆっくりと。
そうしていると、自身のことなのにまるで知らなかったような面が明らかになったり、思いがけないメッセージが、アイディアとなって訪れたりする。
モノでも、コトでも、何でも結構。
それを、贈ってみられることをお勧めする。
贈りものの多い季節ならではの楽しい試みであるし、真心を込めて何か贈りたい相手として自らを観察出来る、またとない機会となる。
天意からの愛で、贈る歓び。
(2024/12/12)
12月のふろく その1《贈りもの発見メモ》
ご自身への中立な観察と共に、贈りものを楽しむことに役立つメモをこしらえました。
まず、「(自身だと認識している)この人に今、必要なものは何だろうか」と問いかけます。
ポインセチアや松ぼっくり、ヒイラギで囲まれた大きな輪っかの中に、中立な観察によって気づいたことや感じたことを、自由にどんどん書き込みます。
取り留めがなくても、箇条書きでも全く構いません。
文字となったそれらを愛で観察し、実際に贈るものを決めて、サンタクロースが手を向けている白いフワフワの中にお書き下さい。
実行に移して頂き、この体験を愛と感謝で完了しますと、今この瞬間の充実と、新しい年に向けての活力が同時に訪れます。